2020年8月

空しか、見えない 谷村志穂

  • 2020.08.22

凄く良い!いつまでも青春。中学校の遠泳のチームが卒業後に仲間の事故死を機に再開してまた同じ海を泳ぐ話。チームメイトに現在のパートナーなども加わり新しいチームに。沖へ出てみんなで空を見上げる。見えるのは空、そして未来。 本:「空しか、見えない」 谷村志穂 ブックカバー: L’OCCITANE

他人事 平山夢明

  • 2020.08.22

何者かに追われ逃げる。小さな部屋を見つけて逃げ込む。ホッとしたのも束の間、敵が扉に向かってくる気配を感じる。扉を開けられないように内側から扉の取っ手をしっかり掴む。ところが一風変わった扉の構造で、取っ手を掴んだ手は扉の向こう側に出ている。敵はその手に熱湯をかけてきた。それでもこの扉を引っ張る手を離すわけにはいかない。すると今度は扉ごと取り去ってしまおうと敵は扉とドア枠の隙間にノコギリを入れてきた。 […]

四万十川 あつよしの夏 笹山久三

  • 2020.08.17

この本を読んで無性に四万十川に行きたくなった。江川崎という町の役場でカヌーを借りることができるというので、四万十川を下ってみようと思い立った。大学を卒業して最初の夏のことであった。同級生を誘った。高知駅で待ち合わせをした日は豪雨だった。高知から江川崎に行く列車からは豪快な四万十川が車窓の左右に方向を変えて見えたが、増水のため沈下橋は見えなかった。二人とも就職して間もない時でお金もなく江川崎の駅を宿 […]