海の仙人 絲山秋子

  • 2019.08.24
海の仙人 絲山秋子

福井県の敦賀から三国にかけて海岸線に沿って漁火街道という道路が通っている。荒々しい岩場とベージュの砂浜が交互に現れる非常に美しい海岸線で、こんなにも美しい海が日本にもあるのかと驚く。しかし、何せ福井県なものだから観光客が来ることもなく、道はガラガラ、夏でも海水浴場は地元の子供たちのもの。テレビのニュースで観光客や海水浴客でごった返す海を見るたびに、福井県というところは本当に贅沢な地域だとつくづく思う。

敦賀を舞台にした「海の仙人」は、哀しくて切ない、でもちょっと不思議でとても素敵なファンタジー。このお話の中で、敦賀から漁火街道を通って金沢まで車で北上する場面がある。その日のお昼ご飯はハンバーガーを食べたとされている。漁火街道にFAN’S Kitchenという海沿いのカフェがあるのだけれど、僕はこのお話に出てくるハンバーガーはこのFAN’s Kitchenのサバカツバーガーではないかと思う。なぜそう思うのかは、このお話を読んでこのお店に行けば必ずわかる。お楽しみに。

本: 「海の仙人」 絲山秋子
ブックカバー: 東洋インキ 2016カレンダー

  

(漁火街道より望む日本海、いなかの海水浴場)

(FAN’s Kitchen のサバカツバーガー)