哀しい予感 吉本ばなな
- 2020.01.28
- 本
僕にとっては、学校の音楽の先生というのは少しミステリアスで知的で、ちょっと親しくなりたいのだけれども近づいてはいけないような不思議な存在でした。ピアノも弾けるし、短調とか長調とかなんだかよく理解できない難しいことを知っているし、生まれも育ちも自分とは全然違う上流の人なのだろうと思わせる雰囲気がありました。音楽の先生というのは大抵そのような存在なのではないかと思います。
このお話の中の音楽の先生もとても不思議な人ですね。タイトルは「哀しい予感」とありますが、とても素敵で美しい物語です。
本: 「哀しい予感」 吉本ばなな
ブックカバー: 洋菓子のフランセ
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