古くてあたらしい仕事 島田潤一郎

  • 2026.03.20
古くてあたらしい仕事 島田潤一郎

これは最先端の働きかたかもしれない。自分のしたいことを仕事にしよう、自分の得意なことを仕事にしよう、自分の経験を活かして仕事をしよう。そういう考えをつきつめていくと、自分のしたいこととは何だろう? それは本当にしたいことなのか? 自分の得意なことは何だろう? それは自分にしかできないことなのだろうか? 自分の経験で活かせることとは何だろう? その経験をしている人は世の中にたくさんいるのではないだろうか? と自分への問いがふくらんでしまう。特に現代では、そのように考えるとAIでも充分で自分の出番なんて無いようにも思えてくる。 島田さんは、自分は誰のためになるべきなのかを考えて仕事を作った。その誰というのも抽象的な属性としての人ではなく、身近な具体的な人だ。誰かの役に立つことで自分の価値になる。まるでラグビーのようだ。将来、人は誰のためになるべきなのかを考えて仕事を作ったり選んだりするようになるのかもしれない。

本: 「古くてあたらしい仕事」 島田潤一郎
ブックカバー: canterbury